【民生】象牙36×15ミリ金丹入鞘付き+トカゲ革ケース付
【民生】象牙36×15ミリ金丹入鞘付き+トカゲ革ケース付
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- 在庫僅少
【こちらの商品は1本限定です】
■象牙【民生】36㎜丈×15㎜丸 金丹入 鞘付です
商品の特徴
久しぶりにシンプルかつ、最も民生らしいデッドストックの登場です。
当サイトでもここ最近は少し凝ったデザインの民生が増えてきていますが、今回ご紹介するのは、基本が全て備わった1本です。
- 印面の直径15㎜
- フルネーム対応
- 鞘付
- 金丹入り
- 銘入り
鈴印オンラインショップをご覧いただくと、マスターピースやデッドストックに、多くの民生があることはおわかりいただけるかと思います。
マスターピースのアイテムは新品ですから非常に高価でもあり、それに対してデッドストックは比較的お求めやすい価格となっています。
またデッドストックのアイテムは一期一会のため、それぞれ個性が違っていますが、印面が15㎜あり、かつ鞘付は非常に貴重な印材です。
民生
民生とは今は亡き象牙の象嵌士「山崎民生(みんせい)」さんによって取り出された印材。
最も有名な象嵌士でもあり、文化功労者賞を受賞された民生さんが手掛けた印材は、証としてその名と花押を彫り込まれ、現在ではほぼ全て入手困難となっています。
民生の銘入りの材料はどれもが特に厳選された象牙から作られているため、その独特なアイボリー色の魅力もさることながら、私たち彫刻士にとってはなんとも言えない硬いけど滑らかに刃物が走る感触が、他にはない独特な気持ちよさと緊張感を感じさせてくれます。
年代物のため保管状態に大きな違いがありますが、当社は専用セラーを用意し、仕入れたままの状態を維持し続けています。
印材やケースの詳細
印面のサイズは15㎜と、もっとも人気の大きさです。
民生さんが存命だった時代は15ミリが主流だったため、これ以上の大きさは今となっては本当に貴重です。
また象牙特有の滑らかで光沢のある表面が印材全体にわたり美しく保たれていおり、高品質の象牙であることを証明しています。
加えて、象嵌の部分が象牙の自然な色合いと対照的であり、非常に際立っています。
印面の長さは36㎜と、現在主流の60㎜に対して2回り短い印材となっています。
一方で1点だけ残念なのは、わずかな色焼けが見られる点です。
普通に使っていれば色焼けは起こりますので、言い換えるなら本物の証ともいえます。
しかしながらそれらを鑑みて、デッドストック価格とさせていただきました。
ケースは鈴印仕様と全く同じ、KF製のトカゲを新調しました。
印の素材の最高峰は今も変わらずに象牙であることは言うまでもありません。
捺印した際の印影は、鮮明かつきめ細やか。
時間の経過と共に美しさを増していく様は、象牙をおいて他には存在しません。
また天然材特有の品質は初代より「象牙の品質はお店の信用」の言い伝えを元に、全て店主の目利きを担保にし、国内最高峰の素材のみを厳選して安心を提供します。
いずれも他ではなかなか手に入らない至極の一品。
本物は歴史が証明しています。
納期は通常1週間程度、イメージチェックありで2週間程度頂いておりますが、お急ぎのお客様には十分対応できる体制をとっております。
どうぞ遠慮なくご相談ください。
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カテゴリ デッドストック
用途 実印
素材 象牙/民生/極上
印材の直径 15㎜丸
印材の長さ 36㎜丈
印材のオプション 金丹入・鞘付
ケース/表側 トカゲ革・ニッケル枠
ケース/内側 鶴亀×青フラッシュ
ケース/肉池 セル蓋付
彫刻内容 フルネーム
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マスターピース・デッドストックとは
鈴印にはプレミアム印章専門店として、他にはなかなか手に入らない貴重なアイテムが揃っています。
それらを通常ラインナップと区別するため
- 鈴印初代より専用セラーによって大切に保管され続けてきた、二度と手に入らない逸品:マスターピース
- 歴史ある店舗様に眠っている、希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にて提供するアイテム:デッドストック
以上、大きく2つのカテゴリーに分けています。
象牙印材の特徴
【象牙の魅力】
古来より印鑑として最高の素材は象牙と言われています。
その理由はアイボリー色の美しさや、所有欲を満たすだけでなく、他の素材では代替えできない特徴を備えるからです。
最大の魅力は、エイジング。
使うほどに写りが良くなり、印鑑としての性能が上がっていく点にあります。
象牙は象牙質と呼ばれる人間の歯と同じカルシウム成分のため、朱肉を付けるごとに朱の油を吸い上げていきます。
そのため使えば使うほど朱肉に馴染み、結果的に写りが良くなっていきます。
【象牙の硬さ】
天然素材の中では最も硬いのが象牙です。
硬いこと=丈夫であると言えます。
一方で「硬いと捺しにくい」と思われている方もいますが、印鑑は硬いほど捺しやすいのです。
例えばガラスの上で捺印した場合、綺麗に捺せるのは歪みの少ない硬いものであることは想像できるかと思います。
硬い平らな面と相性が良いのは硬い平らなもの、つまり丁寧に面を平らにした硬い象牙は、捺印に最も適しています。
【象牙のとり出し方法】
鈴印の象牙は全て職人が手でとり、職人が手で彫っています
象牙のとり出しに関して、現在は機械化が進んでいますが、鈴印で仕入れる象牙は全て職人の手作業によるものです。
手作業だからこそ分かる品質、手作業だからこそできる一切の無駄を出さない加工。
人の手は全てを理解し、最適解でとりだします。
彫刻方法
象牙材は全て手書きで文字デザインをし、手で彫ります。
細かく分けると8工程を経て、美しい文字、捺印しやすく、唯一無二を実現しています。
書体の選び方
手彫りと最も相性が良い書体は、印相体や篆書体などの、曲線を多用する書体です。
また最近では文字デザインに職人の意匠や個性を反映しやすく、複雑で重みのある印相体が一番人気。
他にもオシャレな雰囲気のSK印相体Ⅱや、お札にも捺してあり歴史を感じる篆書などもオススメです。
ケースの詳細
ケースはこちらも日本でただ1人の、手作りの職人が手がけたKFケース。
手でとり出した印材に合わせ、1つ1つ作り上げています。
象牙の取引について
国内での象牙製品の製造や売買は、ワシントン条約および日本の法律で正式に許可されているため、合法です。
しかしながら、全く自由に取引が許されているわけではありません。
絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律によって、象牙製品等の製造・売買を行う事業者は登録が必要になります。
鈴印は種の保存法に基づき、特別国際種事業者(象牙製品等を取り扱う事業者)経済産業省 登録番号 第02931号として環境省及び経済産業省管轄のもと、ルールに基づいて象牙印鑑、材料の取り扱いを行っておりますので、安心してお求めください。
鈴印では象牙の真実をまとめた「象牙専門」サイトを運営しています。